2009年4月1日水曜日

Debian GNU/Linux 5.0 (Lenny)へのバージョンアップ

リリースされ一月半ほど経ったので、少々遅ればせながらではありますが、Debian5.0 (Lenny)にバージョンアップしました。
バージョンアップにはリポジトリリストを変更してDebian4.0(etch)をバージョンアップする方法もあるのですが、自分は新規にインストールしました。
ただ、何か不具合があった時のためにDebian4.0(etch)も残しておきたかったので「Gparted」を使いパーティーションを編集、空き容量を作りDebian5.0 (Lenny)をインストールすることにしました。
インストール自体はDebian4.0(etch)と特段変わりは無く、指示通りに進めていくだけでスムーズにインストールは終了、無事Debian5.0 (Lenny)が起動しました。メールやブラウザ等設定を引き継ぎたいアプリケーションはhomeフォルダ以下の設定ファイル(.の付いた隠しファイル)を旧環境からコピーしました。
デスクトップ環境はDebian4.0(etch)と同じGNOMEなので見た目、操作感とも印象はほとんど変わりませんが、アイコンはリアルになった感じです。
設定等も大きく違いはありませんが、幾つかは新規に追加されたり、統合されたりしています。自分が気になったのは システム>設定>外観の設定 です。この設定項目はテーマ、背景、フォント、インターフェースとその名の通りデスクトップの外観の設定が集約されています。基本的にDebian4.0(etch)の時に個別だったものがタブでまとめられたものです。
ただ、フォントを追加する場合Debian4.0(etch)の時には デスクトップ>フォント>詳細、レンダリングの詳細>フォントのフォルダへ移動、開いた"フォント"フォルダへドラック&ドロップすれば良かったのですが、Debian5.0 (Lenny)のフォントの設定では フォント>詳細、レンダリングの詳細 を開いても フォントのフォルダへ移動 が見当たりません。
フォントのフォルダへ移動 で追加したフォントは自分のhomeフォルダの「.fonts」という隠しフォルダに追加されるので、自分でフォルダを作成追加してやれば良いのですが、何故 フォントのフォルダへ移動 が無くなってしまったのか良く分かりませんでした。
もしかして自分特有の現象かと思い調べて見たところ、Nautilusのバックエンドが刷新されたため現在フォントフォルダ(fonts:///)を利用できない状態になっているそうで、修正されるのを待つしかなさそうです。
新しいところではシステム管理に アプリケーションの追加と削除 が加わりました。グラフィカルなインターフェイスでアプリケーションのアイコンや人気度まで表示してくれます。これからアプリケーションを検索、選択する際にはとても参考になりそうです。
後は システム>設定 に追加された System Profiler and Benchmark もシステムやデバイスの情報が簡単に確認出きるので便利です。
他にはWindows(Shift-JIS)のCD-Rが設定に手を加えなくても日本語ファイル名が文字化けしなくなりました。
Debian4.0(etch)の時は設定を変更しなければならなかったものがDebian5.0 (Lenny)ではそのまま使える場合が多いです。日本語化も進んでいると思います。
安定度も増したように思います。Debian4.0(etch)の時は文字入力時にIceweasel等が稀に固まりましたが、バージョンアップしての二週間では今のところその現象は皆無です。
バージョンアップによる変更点は多義に渡ると思いますが、技術的な面は自分はまったく分からないので、大変大まかですが、以上がDebian5.0 (Lenny)の導入時の感想です。
また気づいたことがあればその都度書き留めていきたいと思います。尚このブログでは以降はDebian5.0 (Lenny)をベースに書いていきます。
次回は個々のアプリケーションについて書きたいと思います。

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