2009年4月3日金曜日

Debian GNU/Linux 5.0 (Lenny)へのバージョンアップ(アプリケーション)

Debian4.0(etch)とDebian5.0 (Lenny)ではデフォルトでインストールされるアプリケーションに多少の違いがあります。追加されたものもあれば逆に削除されたものもあります。
まず、インターネット系ではメールソフトの「Claws Mail」やメッセンジャーソフトの「Pidgin」等が加わりました。「Claws Mail」は「Sylpheed」の機能強化版で設定も「Sylpheed」のものを引き継いでくれます。自分も試しに起動してみましたが、問題無く設定が読み込まれました。日本語化はされていませんが、進行中との情報もありますので今後は期待が持てそうです。
今回加わった「Pidgin」ですが有名なソフトなのでDebian4.0(etch)でも使っていた方は多いと思います。旧環境から設定を引き継ぎたい場合は、自分のhomeフォルダの「.purple」という隠しフォルダをコピーすれば設定が受け継がれます。
その他にはデフォルトではインストールされませんが、2chブラウザの「JD」が公式に加わっています。
グラフィック系ではベクター系の「Inkscape」が追加されました。2DCGに於いては「GIMP」と合わせればほとんどの要求に応えてくれるのでは無いでしょうか。他のアプリケーションもそうですが、これだけ完成度が高いものがフリーウェアとは驚くばかりです。開発に携わっている方々に感謝です\(> <)/
ゲームには「チェス」が追加されました。自分はコマの動き方を知っている程度なので全く勝負になりません、完敗ですね(^ ^;
サウンドとビデオのカテゴリーは割と変更がありました。まず「動画プレイヤー」が「Xine」から「GStreamer」ベースになりました。FLV等も再生できるようになり、対応動画形式も増えたように思います。
CD/DVDのライティングソフトも変わりました。「GnomeBaker」が無くなり「Serpentine」というオーディオCD専門のライティングソフトが追加されました。データCD/DVDは「CD/DVD の作成」で焼けるので支障はないのですが、自分は「Brasero」をインストールしてみました。「Brasero」は初めて使いましたが、日本語化もされていてインタフェースも分かりやすく使いやすいです。
全体的に見て各アプリケーションバージョンアップされ、機能安定度共に上がっている印象です。

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