2009年4月8日水曜日

NTFSディスクのマウント

現在自分は一台のHDをパーティーションで分けてDebian4.0(etch)とDebian5.0 (Lenny)、Windowsのトリプルブートで使用しています。そのためDebian5.0 (Lenny)で使用するHDスペースが少々手狭になってしまいました。
そこでWindowsのパーティーション(NTFS)をデータ置場として使用することにしました。Debian5.0 (Lenny)はNTFSをそのままでも読むことは出来ますが、書き込みが出来ません。NTFSの読み書きを可能にするには「ntfs-3g」パッケージが必要です。
まずは「ntfs-3g」を「Synapticパッケージマネージャ」でインストールします。
次いで、以下のようなコマンドかrootでログインしてマウントポイントとなるディレクトリを作成します。

# mkdir /media/win

後は以下のコマンドでマウント、アンマウントが可能となります。

マウント
# ntfs-3g /dev/hda1 /media/win -o force

アンマウント
# umount /media/win

起動時にマウントさせたい場合は/etc/fstabに以下のように書き加えます。
※環境によってによってデバイスやマウントポイントは変わります。

NTFSの起動時マウント
$ gksu gedit /etc/fstab
/dev/hda1 /media/win ntfs-3g rw,user,uid=1000 0 0

これでNTFSも読み書き可能となりましたが、やはりファイルシステム自体が異なるためか幾つか通常とは違う動作をします。
自分が気づいたのはファイルを削除する場合「ゴミ箱へドラック&ドロップ」もしくは「右クリック>ゴミ箱へ移動する」を選択すると通常はゴミ箱にファイルが移動するだけで「ゴミ箱を空にする」を実効しなければ削除されませんが、「ゴミ箱へドラック&ドロップ」もしくは「右クリック>ゴミ箱へ移動する」で即座にファイルが削除されるので注意が必要です。
もう一つはデスクトップ上にファイルのリンクを作成すると「同一のファイルシステムではありません」と表示されゴミ箱に移動できずに削除出来ませんでした。
何度やってもエラーメッセージが表示されてしまうので、やむなく端末から以下のようにrmコマンドを使い削除しました。

$ rm 削除したいファイルをフルパスで指定

以上のような細かい点を除けば、通常のディスクと同じように使用することが出来ます。
日本語ファイル名も読めるので、自分は当初の目的通りデータ置場としてNTFSディスクを活用しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿