2011年5月31日火曜日

Debian GNU/Linux 6.0 (squeeze)へのバージョンアップ

Debianを6.0(squeeze)へバージョンアップしました。Debianは他のOSと違い普段のアップデートとさほど変わらない作業でメジャーアップデート可能ですが、自分は現在の環境を残して別パーティションに新しいバージョンを新規インストールする方法をとります。
この方法をとるメリットは現在使用中のアプリケーションが新しいバージョンでは使えなかったり、ハードウェア的な要因でのトラブル(例えば音が出ない)等の症状が出た場合でもバージョンアップ前の環境を使用出来るところにあります。とりあえずは今までの環境を使用して「トラブル解決は後でじっくりとやる」ということが出来るというわけです。
逆にデメリットとしては標準以外のアプリケーションをインストールしなおさなければならないことや設定等も全てやり直さなければなりません。

squeezeインストール前のパーティションは以下のような構成です。

sda1 Debian5.0.2 i386
sda2 Debian5.0.2 AMD64
sda3 データ保存用
sda4
 sda5 スワップ
 sda6 スワップ

DebianのHPよりダウンロードしたisoファイル(debian-6.0.1a-amd64-netinst.iso)より作成したインストールCD-RからPCを立ち上げ、sda1を初期化及びルートに設定、sda5をスワップに設定しました。
言語や時間等いくつかの質問に答えてインストールは完了。CD-Rを取り出して再起動すると無事Debian GNU/Linux 6.0 (squeeze)が起動しました。

現在のパーティション構成です。

sda1 Debian6.0.1 AMD64
sda2 Debian5.0.2 AMD64
sda3 データ保存用
sda4
 sda5 スワップ
 sda6 スワップ

バージョンアップした第一印象としては起動時間がいくらか短縮された気がします。各アプリケーションもバージョンアップされて、ファイルブラウザ等は直接ディスクをマウント出来るようになったりと細かなところでも使い勝手が良くなっていると思います。
自分が常用している標準以外のアプリケーション、Google ChromeとSkypeもインストール及び使用に問題はありませんでした。NVIDIAのドライバもバージョンアップされたようで、自分の環境(GeForce9500GT)ではFlash動画の再生がかなり改善されました。
バージョンアップ後一ヶ月ほど経ちますが、今のところ大きな不具合も無く安定しています。ただ一部の設定の扱い等に変更があるためいくつかの修正が必要でした。
未だ解決していない問題もありますが、その辺りも含めた設定に関することを次回は書きたいと思います。