2009年3月17日火曜日

「Gparted」

Gparted」はディスクの初期化やパーティーションの作成、編集等が出来るパーティーションエディタです。
一般的なフォーマッターでは既存のパーティーションの大きさを変更したい場合はディスクを初期化しなおさなければなりませんが「Gparted」は改めて初期化すること無く既存のパーティーションを編集することができます。
更に特徴的なのが通常のパッケージの他にLive版が用意されている点です。Live版はLinuxデストリビューションの一種でi386版のみですが、これをCD-R等から立ち上げることによって現在使用しているOSがインストールされたディスクも編集が可能です。
「Gparted」は便利なソフトである半面、ディスクフォーマットを編集する性格上危険な側面もあります。トラブルが起こるとデータ消失等取り返しがつかなくなる恐れがあります。
以下に大まかですが、Live版の導入方法を紹介しますが、使用に関してはあくまで自己責任でお願いします。
あらかじめバックアップを取る等トラブルへの対策は必修です。

HPからLive版のisoファイルをダウンロードし、CD-Rに焼きます。
作成したCR-RからPCを立ち上げます。
Keymaps(キー配列)を設定します。
デフォルトの「Don't touch keymap」で良いと思いますが必要があれば変更してください。
Languageを設定します。
デフォルトは「US English」です。希望する言語の数字を入力します。
Modeを選択します。
デフォルトではGUIモードの「0」が選択されています。
以上で「Gparted Live」が起動します。

「Gparted」自体の使用方法はここでは説明しませんが、右クリックからほとんどの操作を行うことが出来ます。操作の流れとしては作業を指定し、適用を選んで実行させるという感じです。

「Gparted」はext2、ext3を始め非常に多くのフォーマットに対応していますが、Debian4.0(etch)にインストールされている「Gparted」がデフォルトで作成できるフォーマットはext2、ext3とlinux-swapの三つです。その他のフォーマットを作成するには新たにパッケージを追加する必要があります。
「Gparted」のHPのFeaturesに各フォーマットに対応したパッケージが記載されているので「Synapticパッケージマネージャ」で検索、インストールすれば対応フォーマットを増やすことが出来ます。
自分はさしあたってFAT用の「dosfstools」とNTFS用の「ntfsprogs」パッケージを追加しました。
各フォーマットの対応状況はメニューの Gparted>Features から確認することが出来ます。

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