今回はDebian関係から離れて、検索サイトをいくつか紹介したいと思います。Googleのブログを使っていて他の検索サイトを紹介するのも何ですが(^ ^;
インターネットを使う上で検索サイトは必要不可欠なものでしょう。現在ここまでインターネットが発展したのも検索サイトの存在が多分にあったと思います。いくら情報を蓄積してもそれを見つけ出す手段が無ければ意味は無いでしょう。
人それぞれお気に入りの検索サイトがあると思いますが、自分が検索サイトを選ぶポイントは検索能力自体はもちろんですが、軽いことと日本語が使えることの二点です。
現在はポータルサイトの一部として検索の機能を提供しているというサイトが多くなりましたが、そういったサイトは押し並べて重いです。検索する度にFlashの広告が張られた重いページを読み込まなければならないのはストレスが溜ります。あげくレイアウトが繁雑で肝心な検索結果が見づらかったりと本末転倒な場合もままあります。
使用頻度が高ければ高い程サイトの軽さというのは重要なファクターだと思います。
Googleもここ数年色々なサービスを提供しているのでポータルサイトとも呼べると思いますが、多機能となってもあくまで検索がメインというスタンスなのでしょうか、例外的にトップページは軽く使い易いです。
少々前置きが長くなりましたが、以上の事を踏まえて、まず紹介したい検索サイトは「Mooter」です。
軽さとそのシンプルなレイアウトから初期の頃のGoogleを思い起こします。日本語も問題無く使用できますし、ヘルプ等も日本語化されています。特徴としてはStarBurstという検索結果をカテゴリー別に星型に表示するユニークな機能があります。ただし、イメージ検索の機能はありません。
次に紹介したいのは「AltaVista」です。英語の検索サイトなのですが、日本語でもそこそこヒットします。英語表記さえ気にならなければ動作も軽く使い易いと思います。翻訳やイメージ検索の機能も提供しています。
やはり国内の検索サイトに比べると検索結果は大分違い日本語で検索しても海外のサイトが多くヒットします。それ故思わぬサイトを発見したりする事もあり結構面白いです(^ ^)
続いてもう一つ英語の検索サイトを紹介します。「Lemmefind.us」はイメージ検索を始め様々な検索が可能です。WikipediaやYoutube等も検索出来ます。Web検索では日本語でも結構ヒットしてくれますが、Wikipedia等は英語版から検索されます。
「Lemmefind.us」の特徴は検索結果のサイトがサムネイル画像で表示されることです。これによりリンクを開かなくてもそのサイトのおおよその見当が付けられます。
これはかなり便利で、ヒット数を稼ぐために実際の内容とは関係の無いワードをMETAタグに書き込んでいるサイト等を踏まずに済みます。
最後に検索サイトでは無いですが「SearchPlugin.jp」を紹介したいと思います。
「SearchPlugin.jp」ではWebブラウザの検索バー(ナビゲーションツールバー)のプラグインを大量に公開しており、それらをFirefox系のブラウザに簡単に追加することができます。もちろんDebianのIceweaselでも使用することが出来ます。
自分はいくつか辞書系のサイトを追加していますが、ブログを書く上でも非常に重宝しています。
2009年3月17日火曜日
「Gparted」
「Gparted」はディスクの初期化やパーティーションの作成、編集等が出来るパーティーションエディタです。
一般的なフォーマッターでは既存のパーティーションの大きさを変更したい場合はディスクを初期化しなおさなければなりませんが「Gparted」は改めて初期化すること無く既存のパーティーションを編集することができます。
更に特徴的なのが通常のパッケージの他にLive版が用意されている点です。Live版はLinuxデストリビューションの一種でi386版のみですが、これをCD-R等から立ち上げることによって現在使用しているOSがインストールされたディスクも編集が可能です。
「Gparted」は便利なソフトである半面、ディスクフォーマットを編集する性格上危険な側面もあります。トラブルが起こるとデータ消失等取り返しがつかなくなる恐れがあります。
以下に大まかですが、Live版の導入方法を紹介しますが、使用に関してはあくまで自己責任でお願いします。
あらかじめバックアップを取る等トラブルへの対策は必修です。
HPからLive版のisoファイルをダウンロードし、CD-Rに焼きます。
作成したCR-RからPCを立ち上げます。
Keymaps(キー配列)を設定します。
デフォルトの「Don't touch keymap」で良いと思いますが必要があれば変更してください。
Languageを設定します。
デフォルトは「US English」です。希望する言語の数字を入力します。
Modeを選択します。
デフォルトではGUIモードの「0」が選択されています。
以上で「Gparted Live」が起動します。
「Gparted」自体の使用方法はここでは説明しませんが、右クリックからほとんどの操作を行うことが出来ます。操作の流れとしては作業を指定し、適用を選んで実行させるという感じです。
「Gparted」はext2、ext3を始め非常に多くのフォーマットに対応していますが、Debian4.0(etch)にインストールされている「Gparted」がデフォルトで作成できるフォーマットはext2、ext3とlinux-swapの三つです。その他のフォーマットを作成するには新たにパッケージを追加する必要があります。
「Gparted」のHPのFeaturesに各フォーマットに対応したパッケージが記載されているので「Synapticパッケージマネージャ」で検索、インストールすれば対応フォーマットを増やすことが出来ます。
自分はさしあたってFAT用の「dosfstools」とNTFS用の「ntfsprogs」パッケージを追加しました。
各フォーマットの対応状況はメニューの Gparted>Features から確認することが出来ます。
一般的なフォーマッターでは既存のパーティーションの大きさを変更したい場合はディスクを初期化しなおさなければなりませんが「Gparted」は改めて初期化すること無く既存のパーティーションを編集することができます。
更に特徴的なのが通常のパッケージの他にLive版が用意されている点です。Live版はLinuxデストリビューションの一種でi386版のみですが、これをCD-R等から立ち上げることによって現在使用しているOSがインストールされたディスクも編集が可能です。
「Gparted」は便利なソフトである半面、ディスクフォーマットを編集する性格上危険な側面もあります。トラブルが起こるとデータ消失等取り返しがつかなくなる恐れがあります。
以下に大まかですが、Live版の導入方法を紹介しますが、使用に関してはあくまで自己責任でお願いします。
あらかじめバックアップを取る等トラブルへの対策は必修です。
HPからLive版のisoファイルをダウンロードし、CD-Rに焼きます。
作成したCR-RからPCを立ち上げます。
Keymaps(キー配列)を設定します。
デフォルトの「Don't touch keymap」で良いと思いますが必要があれば変更してください。
Languageを設定します。
デフォルトは「US English」です。希望する言語の数字を入力します。
Modeを選択します。
デフォルトではGUIモードの「0」が選択されています。
以上で「Gparted Live」が起動します。
「Gparted」自体の使用方法はここでは説明しませんが、右クリックからほとんどの操作を行うことが出来ます。操作の流れとしては作業を指定し、適用を選んで実行させるという感じです。
「Gparted」はext2、ext3を始め非常に多くのフォーマットに対応していますが、Debian4.0(etch)にインストールされている「Gparted」がデフォルトで作成できるフォーマットはext2、ext3とlinux-swapの三つです。その他のフォーマットを作成するには新たにパッケージを追加する必要があります。
「Gparted」のHPのFeaturesに各フォーマットに対応したパッケージが記載されているので「Synapticパッケージマネージャ」で検索、インストールすれば対応フォーマットを増やすことが出来ます。
自分はさしあたってFAT用の「dosfstools」とNTFS用の「ntfsprogs」パッケージを追加しました。
各フォーマットの対応状況はメニューの Gparted>Features から確認することが出来ます。
2009年3月13日金曜日
日本語ファイル名の文字化け
WindowsやMacで作成したCD-R(isoフォーマット)をDebianでマウントすると日本語ファイル名が文字化けしてしまうことがあります。これは文字コードの違いによるものです。
文字化けしているだけならばまだいいのですが、それによりアクセスできないフォルダやファイルが出てきてしまいます。例えばWindowsやMacでは10フォルダあるのにDebianでは7フォルダしか見えない等ということもあります。
そこで /etc/fstab ファイルの設定を書き換えてDebianでもWindowsやMacで作成したCD-R(isoフォーマット)の日本語ファイル名を表示出来る方法を紹介します。
まず設定ファイルを開きます。
$ gksu gedit /etc/fstab
設定ファイルの次の行を変更します。
/dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto 0 0
user,noautoの後に,utf8を以下のように追加し、保存します。
/dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto,utf8 0 0
これでWindowsやMacで作成したCD-R(isoフォーマット)でも日本語ファイル名を文字化けせずに表示してくれます。
他には圧縮ファイルで解凍したファイルの日本語ファイル名が文字化けしている場合があります。そんな時は「convmv」を使用すればファイル名を正常に変換してくれます。
まずは「convmv」を「Synapticパッケージマネージャ」等を使いインストールします。
「convmv」はコマンドラインのソフトなので「GNOME端末」から以下のコマンドを実行します。
$ convmv -r -f sjis -t utf8 ディレクトリまたはファイルをフルパスで指定 --notest
-fの後が変換前の文字コード、-tが変換後の文字コードです。
$ convmv --list
対応文字コードの一覧が表示されます。
$ convmv -r -f sjis -t utf8 ディレクトリまたはファイルをフルパスで指定
--notestオプションを外すと実際の変換はおこなわれずに変換後のファイル名を端末に表示します。
文字化けしたディレクトリやファイルは「GNOME端末」で指定できないことが多いので新たにフォルダを作成し、そこに変換したいファイルを移動して指定すると良いです。
日本語ファイル名の文字化けはDebianで作成したファイルを文字コードの違う他のプラットフォームに渡した場合にも起こります。その場合はあらかじめ英数字のファイル名を使用した方がトラブルが少なくて済むと思います。英数字は各文字コード共通なので文字化けは起こりません。
文字化けしているだけならばまだいいのですが、それによりアクセスできないフォルダやファイルが出てきてしまいます。例えばWindowsやMacでは10フォルダあるのにDebianでは7フォルダしか見えない等ということもあります。
そこで /etc/fstab ファイルの設定を書き換えてDebianでもWindowsやMacで作成したCD-R(isoフォーマット)の日本語ファイル名を表示出来る方法を紹介します。
まず設定ファイルを開きます。
$ gksu gedit /etc/fstab
設定ファイルの次の行を変更します。
/dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto 0 0
user,noautoの後に,utf8を以下のように追加し、保存します。
/dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto,utf8 0 0
これでWindowsやMacで作成したCD-R(isoフォーマット)でも日本語ファイル名を文字化けせずに表示してくれます。
他には圧縮ファイルで解凍したファイルの日本語ファイル名が文字化けしている場合があります。そんな時は「convmv」を使用すればファイル名を正常に変換してくれます。
まずは「convmv」を「Synapticパッケージマネージャ」等を使いインストールします。
「convmv」はコマンドラインのソフトなので「GNOME端末」から以下のコマンドを実行します。
$ convmv -r -f sjis -t utf8 ディレクトリまたはファイルをフルパスで指定 --notest
-fの後が変換前の文字コード、-tが変換後の文字コードです。
$ convmv --list
対応文字コードの一覧が表示されます。
$ convmv -r -f sjis -t utf8 ディレクトリまたはファイルをフルパスで指定
--notestオプションを外すと実際の変換はおこなわれずに変換後のファイル名を端末に表示します。
文字化けしたディレクトリやファイルは「GNOME端末」で指定できないことが多いので新たにフォルダを作成し、そこに変換したいファイルを移動して指定すると良いです。
日本語ファイル名の文字化けはDebianで作成したファイルを文字コードの違う他のプラットフォームに渡した場合にも起こります。その場合はあらかじめ英数字のファイル名を使用した方がトラブルが少なくて済むと思います。英数字は各文字コード共通なので文字化けは起こりません。
2009年3月11日水曜日
uimツールバーの表示設定
Debian4.0(etch)を標準のデスクトップ環境でインストールした場合、文字入力のツールバーが右下の方に表示されると思います。
手軽に設定や辞書登録出来るので便利なのですが、ウインドウを最大化した時等は目障りに感じることもあるかと思います。そこでパネルの中に収納出来ないか調べてみると設定方法がありました。
以下、設定方法です。
$ im-switch -c を実行するといくつか候補が表示されます。
uim-systray の番号を選択します。
PCを再起動します。
これで上パネルの右にツールバーが格納されます。
しかし、この方法だとツールバーの移動が出来ません。自分は下パネルの右に表示したかったので次の方法を取りました。
$ im-switch -c で uim の番号を選択します。(再起動後uimツールバーが非表示となります)
続いて「uim-applet-gnome」パッケージをインストールします。
PCを再起動します。
ツールバーを表示したい位置でパネルを 右クリック>パネルへ追加 を選択します。
パネルへ追加から「入力メソッド表示器(uim)」を選択、追加を押します。
入力メソッド表示器(uim-applet-gnome)はアプレットなので 右クリック>移動 で簡単に位置を調整出来ます。
元に戻したい時は
$ im-switch -c で uim-toolbar-gtk の番号を選択、再起動すれば再びuimツールバーが表示されるようになります。
また、ツールバーを全て非表示にした場合でもメニューの アプリケーション>Debian>アプリケーション>ツール>uim-toolbar-gtk でツールバーを呼び出すことが可能です。
手軽に設定や辞書登録出来るので便利なのですが、ウインドウを最大化した時等は目障りに感じることもあるかと思います。そこでパネルの中に収納出来ないか調べてみると設定方法がありました。
以下、設定方法です。
$ im-switch -c を実行するといくつか候補が表示されます。
uim-systray の番号を選択します。
PCを再起動します。
これで上パネルの右にツールバーが格納されます。
しかし、この方法だとツールバーの移動が出来ません。自分は下パネルの右に表示したかったので次の方法を取りました。
$ im-switch -c で uim の番号を選択します。(再起動後uimツールバーが非表示となります)
続いて「uim-applet-gnome」パッケージをインストールします。
PCを再起動します。
ツールバーを表示したい位置でパネルを 右クリック>パネルへ追加 を選択します。
パネルへ追加から「入力メソッド表示器(uim)」を選択、追加を押します。
入力メソッド表示器(uim-applet-gnome)はアプレットなので 右クリック>移動 で簡単に位置を調整出来ます。
元に戻したい時は
$ im-switch -c で uim-toolbar-gtk の番号を選択、再起動すれば再びuimツールバーが表示されるようになります。
また、ツールバーを全て非表示にした場合でもメニューの アプリケーション>Debian>アプリケーション>ツール>uim-toolbar-gtk でツールバーを呼び出すことが可能です。
2009年3月9日月曜日
圧縮解凍
Debian4.0(etch)では「書庫マネージャー」(File-Roller)という圧縮解凍ソフトが用意されています。
「書庫マネージャー」(File-Roller)は個別の圧縮解凍ソフトを自らのプラグインの様に扱うことにより様々な形式に対応することが出来ます。
現在主に利用されている圧縮形式はtar、gz、lha、rar、zipといったところでしょうか。
「tar gz」
Linuxでは標準的な圧縮形式でアプリケーションの配布をはじめ様々なファイルのやり取りに使用されています。もちろんDebianでもデフォルトで圧縮解凍が出来ます。
ちなみにtarには圧縮機能はなくファイルをひとまとめにする機能しかないそうです。そこで圧縮機能を持つgzと併用し、tar.gzという形で使われることが多いです。
「lha」
lhaは日本で開発され歴史も長く、各プラットフォームでフリーで配布されていることもあって国内では広く普及しています。自分もOS9では良くお世話になりました。象がファイルを押し潰している愛嬌のあるアイコンが印象的です(^ ^)
Debianでは「lha」パッケージをインストールすれば圧縮解凍共に利用可能です。
「rar」
Windows系の圧縮形式です。Debianで解凍するには「unrar」パッケージが必要です。「unrar-free」というパッケージもありますが、こちらは3.0形式までしか対応していません。
尚、圧縮は「rar」パッケージを利用すれば可能ですが、シェアウェアです。
「unrar」も「書庫マネージャー」(File-Roller)で使用出来ますが、稀にパスワードがかかったファイルでは上手く解凍出来ないことがありました。
そんな時はGNOME端末からコマンドラインで使用すれば上手くいく場合があります。
$ unrar e ファイルをフルパスで指定
パスワードを尋ねてくるのでパスワードを入力します。
※入力されたパスワードは画面には表示されません。
パスワードをあらかじめ入力する場合は -p オプションを使用します。
例 パスワードが12345の場合。
$ unrar e -p12345 ファイルをフルパスで指定
「zip」
zipは現在最も普及している圧縮形式ではないでしょうか。「書庫マネージャー」(File-Roller)でもデフォルトで扱うことが出来ますが、自分は更に7z形式も扱える「p7zip-full」パッケージを追加しました。
分割ファイルで「書庫マネージャー」(File-Roller)からの解凍が上手くいかないことがありましたが、コマンドラインでは解凍することが出来ました。
「p7zip」ではパッケージ名とコマンドが異なります。解凍は以下のコマンドを使用します。
$ 7z e ファイルをフルパスで指定
圧縮形式は本当に色々あってどれを使って良いか迷ってしまいます。汎用性を重視するか圧縮率を重視するかでも選択は変わってきますし、使用環境や好みの部分も多分にあるかもしれません。
自分はDebianではtar.gzをWindowsもしくはMacに渡す場合にはzipまたはlhaを使用しています。
「書庫マネージャー」(File-Roller)は個別の圧縮解凍ソフトを自らのプラグインの様に扱うことにより様々な形式に対応することが出来ます。
現在主に利用されている圧縮形式はtar、gz、lha、rar、zipといったところでしょうか。
「tar gz」
Linuxでは標準的な圧縮形式でアプリケーションの配布をはじめ様々なファイルのやり取りに使用されています。もちろんDebianでもデフォルトで圧縮解凍が出来ます。
ちなみにtarには圧縮機能はなくファイルをひとまとめにする機能しかないそうです。そこで圧縮機能を持つgzと併用し、tar.gzという形で使われることが多いです。
「lha」
lhaは日本で開発され歴史も長く、各プラットフォームでフリーで配布されていることもあって国内では広く普及しています。自分もOS9では良くお世話になりました。象がファイルを押し潰している愛嬌のあるアイコンが印象的です(^ ^)
Debianでは「lha」パッケージをインストールすれば圧縮解凍共に利用可能です。
「rar」
Windows系の圧縮形式です。Debianで解凍するには「unrar」パッケージが必要です。「unrar-free」というパッケージもありますが、こちらは3.0形式までしか対応していません。
尚、圧縮は「rar」パッケージを利用すれば可能ですが、シェアウェアです。
「unrar」も「書庫マネージャー」(File-Roller)で使用出来ますが、稀にパスワードがかかったファイルでは上手く解凍出来ないことがありました。
そんな時はGNOME端末からコマンドラインで使用すれば上手くいく場合があります。
$ unrar e ファイルをフルパスで指定
パスワードを尋ねてくるのでパスワードを入力します。
※入力されたパスワードは画面には表示されません。
パスワードをあらかじめ入力する場合は -p オプションを使用します。
例 パスワードが12345の場合。
$ unrar e -p12345 ファイルをフルパスで指定
「zip」
zipは現在最も普及している圧縮形式ではないでしょうか。「書庫マネージャー」(File-Roller)でもデフォルトで扱うことが出来ますが、自分は更に7z形式も扱える「p7zip-full」パッケージを追加しました。
分割ファイルで「書庫マネージャー」(File-Roller)からの解凍が上手くいかないことがありましたが、コマンドラインでは解凍することが出来ました。
「p7zip」ではパッケージ名とコマンドが異なります。解凍は以下のコマンドを使用します。
$ 7z e ファイルをフルパスで指定
圧縮形式は本当に色々あってどれを使って良いか迷ってしまいます。汎用性を重視するか圧縮率を重視するかでも選択は変わってきますし、使用環境や好みの部分も多分にあるかもしれません。
自分はDebianではtar.gzをWindowsもしくはMacに渡す場合にはzipまたはlhaを使用しています。
2009年3月6日金曜日
動画再生 FLVの音ずれ対策
「Mplayer」は対応動画が多く、他のソフトでは上手く再生出来ないことが多いFLV形式も再生することが出来ます。
ただ、同じFLV形式でも映像と音声がシンクロしないものがままあります。症状としては音声の再生速度は正常なのですが、映像の方が早送りで再生されている感じです。
設定を変更しても解決せずに頭を悩ませていましたが、ネットでようやく解決法を見つけました。
「Mplayer」は元々はコマンドラインのソフトで「GMplayer」というフロントエンドを介してGUIを提供しています。
コマンドラインのソフトでは往々にしてオプションコマンドを追加することにより動作に変化を加えることが出来ますが「Mplayer」もそれが可能です。
オプションコマンド -correct-pts を追加し、GNOME端末で以下のように記述すれば問題のFLVを音ずれなく再生することが出来ます。
$ mplayer -correct-pts ファイルをフルパスで指定
しかし、これではGUIが使えない上に音ずれするFLVを再生するたびにコマンドを記述しなければなりません。
そこで自分は FLVファイルを右クリック プロパティ>開き方>追加 コマンドをカスタマイズする に以下のように書き込みました。
gmplayer -correct-pts
これで プロパティ>開き方 で「gmplayer」を選択すれば以降はダブルクリックで再生できるようになります。
この方法だと全てのFLVの再生にこのオプションが適用されることになりますが、元々音ずれがないファイルも今のところ特に問題はありません。
ただ、同じFLV形式でも映像と音声がシンクロしないものがままあります。症状としては音声の再生速度は正常なのですが、映像の方が早送りで再生されている感じです。
設定を変更しても解決せずに頭を悩ませていましたが、ネットでようやく解決法を見つけました。
「Mplayer」は元々はコマンドラインのソフトで「GMplayer」というフロントエンドを介してGUIを提供しています。
コマンドラインのソフトでは往々にしてオプションコマンドを追加することにより動作に変化を加えることが出来ますが「Mplayer」もそれが可能です。
オプションコマンド -correct-pts を追加し、GNOME端末で以下のように記述すれば問題のFLVを音ずれなく再生することが出来ます。
$ mplayer -correct-pts ファイルをフルパスで指定
しかし、これではGUIが使えない上に音ずれするFLVを再生するたびにコマンドを記述しなければなりません。
そこで自分は FLVファイルを右クリック プロパティ>開き方>追加 コマンドをカスタマイズする に以下のように書き込みました。
gmplayer -correct-pts
これで プロパティ>開き方 で「gmplayer」を選択すれば以降はダブルクリックで再生できるようになります。
この方法だと全てのFLVの再生にこのオプションが適用されることになりますが、元々音ずれがないファイルも今のところ特に問題はありません。
2009年3月5日木曜日
動画再生
動画再生というのはその形式の多さからも結構厄介で、再生ソフトもこれ一本あれば全てOKという具合には中々いかないものです。
自分もいくつか試しましたが、現在インストールしているのは「動画プレイヤー」(totem-xine)「Mplayer」「VLC」の三つです。
「動画プレイヤー」(totem-xine)
Debian4.0(etch)に標準プレイヤーとしてインストールされています。割りと多くの動画を再生可能ですが、他の二つと比べると対応している動画は少なめです。
操作、設定は共にシンプルで分かりやすく、動作も軽いです。
「Mplayer」
デフォルトで多くの動画を再生することが出来ます。コーデックは/usr/lib/codecsにインストールされています。
操作系は分かりやすく、多機能な割りにそれほど重くありません。右クリックからほとんどの操作が出来ますが、スキンも変更が出来るので自分の好みの外観にすることも出来ます。
ただ設定は少々難しいです。設定が合ってないと全く動画が再生されないこともあります。自分の場合も初期設定の状態では映像が表示されませんでした。
同様の症状の方も多いようなので、参考までに現在の自分の設定を載せておきます。
Audio esd EsounD audio output
Video xv X11/xv (自分の場合これ以外では映像が表示されませんでした)
Subtitles & OSD (デフォルト)
Font (デフォルト)
Codecs & demuxer>Video codec family: Null video decoder
Codecs & demuxer>Audio codec family: native GSM/MSGSM audio decoder
Misc (デフォルト)
「VLC」
ノンインタレース再生に優れています。ノンインタレースのパターンをいくつかから選ぶことが出来ます。
操作系はシンプルで分かりやすいですが、設定は複雑です。正直、自分も分からないところが多々あります(‾ヘ‾;)ウーン
スキンも変更可能ですが、変更すると自分の環境では非常に重くなってしまうのでデフォルトに戻しました(^_^;
ノンインターレースの設定とスキンの変更は以下の通りです。
デフォルトでノンインターレースを有効にする
設定>設定>ビデオ>フィルター Deinterlacing video filter にチェックを入れる。
設定>設定>ビデオ>フィルター>ノンインタレース化
表示 ノンインタレース化モード で任意の方式を選ぶ。(自分のお薦めは「ブレンド」または「X」です)
スキン変更
ダウンロードしたファイルを解凍して /usr/share/vlc/skins2 もしくは任意の場所に置きます。
設定>インターフェースを切り替え Skins 2 を選択。変更になったスキンのウインドウ枠を右クリック。
/usr/share/vlc/skins2 にスキンデータを置いた場合は、スキン選択>から任意のスキンを選択します。
任意の場所に置いた場合は、スキン選択>スキンを開く でスキンデータを指定します。
これで目的のスキンに変更されたと思いますが、このままだと「VLC」を再起動すると元に戻ってしまうので今設定したスキンをデフォルトに設定します。
ウインドウ枠を右クリック>その他>設定>インタフェース>Main interfaces インタフェースモジュール スキン化インターフェース を選択、保存を押します。
※インストールされてないインタフェースモジュールを選択すると「VLC」を起動してもウインドウが表示されないことがあります。そのような時はhomeフォルダ下の不可視ファイル.vlc/vlcrcファイルを削除すればデフォルト状態で起動できます。ただし、設定もデフォルトへと戻ってしまいます。
メニューや設定等ほとんどが日本語化されていますが、表記が統一されていなかったりと割りとアバウトです。上記も実際のメニューに習って表記しましたがインターフェースとインタフェースが混在しています。
意味は通じるので実用上問題ないのですが「すとリー民具」とかちょっと面白いです(^ ^)
自分もいくつか試しましたが、現在インストールしているのは「動画プレイヤー」(totem-xine)「Mplayer」「VLC」の三つです。
「動画プレイヤー」(totem-xine)
Debian4.0(etch)に標準プレイヤーとしてインストールされています。割りと多くの動画を再生可能ですが、他の二つと比べると対応している動画は少なめです。
操作、設定は共にシンプルで分かりやすく、動作も軽いです。
「Mplayer」
デフォルトで多くの動画を再生することが出来ます。コーデックは/usr/lib/codecsにインストールされています。
操作系は分かりやすく、多機能な割りにそれほど重くありません。右クリックからほとんどの操作が出来ますが、スキンも変更が出来るので自分の好みの外観にすることも出来ます。
ただ設定は少々難しいです。設定が合ってないと全く動画が再生されないこともあります。自分の場合も初期設定の状態では映像が表示されませんでした。
同様の症状の方も多いようなので、参考までに現在の自分の設定を載せておきます。
Audio esd EsounD audio output
Video xv X11/xv (自分の場合これ以外では映像が表示されませんでした)
Subtitles & OSD (デフォルト)
Font (デフォルト)
Codecs & demuxer>Video codec family: Null video decoder
Codecs & demuxer>Audio codec family: native GSM/MSGSM audio decoder
Misc (デフォルト)
「VLC」
ノンインタレース再生に優れています。ノンインタレースのパターンをいくつかから選ぶことが出来ます。
操作系はシンプルで分かりやすいですが、設定は複雑です。正直、自分も分からないところが多々あります(‾ヘ‾;)ウーン
スキンも変更可能ですが、変更すると自分の環境では非常に重くなってしまうのでデフォルトに戻しました(^_^;
ノンインターレースの設定とスキンの変更は以下の通りです。
デフォルトでノンインターレースを有効にする
設定>設定>ビデオ>フィルター Deinterlacing video filter にチェックを入れる。
設定>設定>ビデオ>フィルター>ノンインタレース化
表示 ノンインタレース化モード で任意の方式を選ぶ。(自分のお薦めは「ブレンド」または「X」です)
スキン変更
ダウンロードしたファイルを解凍して /usr/share/vlc/skins2 もしくは任意の場所に置きます。
設定>インターフェースを切り替え Skins 2 を選択。変更になったスキンのウインドウ枠を右クリック。
/usr/share/vlc/skins2 にスキンデータを置いた場合は、スキン選択>から任意のスキンを選択します。
任意の場所に置いた場合は、スキン選択>スキンを開く でスキンデータを指定します。
これで目的のスキンに変更されたと思いますが、このままだと「VLC」を再起動すると元に戻ってしまうので今設定したスキンをデフォルトに設定します。
ウインドウ枠を右クリック>その他>設定>インタフェース>Main interfaces インタフェースモジュール スキン化インターフェース を選択、保存を押します。
※インストールされてないインタフェースモジュールを選択すると「VLC」を起動してもウインドウが表示されないことがあります。そのような時はhomeフォルダ下の不可視ファイル.vlc/vlcrcファイルを削除すればデフォルト状態で起動できます。ただし、設定もデフォルトへと戻ってしまいます。
メニューや設定等ほとんどが日本語化されていますが、表記が統一されていなかったりと割りとアバウトです。上記も実際のメニューに習って表記しましたがインターフェースとインタフェースが混在しています。
意味は通じるので実用上問題ないのですが「すとリー民具」とかちょっと面白いです(^ ^)
2009年3月1日日曜日
サウンド 「Grip」「SoundConverter」
前回に続きサウンド関係のソフトを紹介したいと思います。一つは「Grip」というCD取り込み&エンコードソフトです。
「Grip」は「Rhythmbox」の様な多彩な再生機能はありませんが、トラックの一部をセクタ単位で指定して取り込める等、取り込みやエンコードに関して細かく設定することが出来ます。
更にパッケージの追加により様々なフォーマットでのエンコードにも対応しています。
いくつかのエンコーダがあらかじめ設定されていますが、設定を有効にするにはエンコーダのパッケージをインストールした後に 設定>エンコーダ>エンコーダ 実行形式 にフルパスで指定します。
例えば「Lame」(mp3エンコーダ)の場合 /user/bin/lame となります。ファイルの書式などについては「Grip」のヘルプに詳しい記載があります。
もう一つ「SoundConverter」というソフトを紹介したいと思います。これはその名の通り音声ファイル変換ソフトです。
GNOMEはwav形式のファイルをシステムサウンドとして指定して色々な操作に効果音を付けることが出来ますが、ネット上等で配布されている音声ファイルは必ずしもwav形式とは限りません。
そんな時に「SoundConverter」を利用すれば複雑な操作無しに手軽に音声ファイルをwav形式へと変換できます。もちろんwav形式だけでは無く他の形式にも変換できます。
デフォルトでは「Ogg Vorbis」「FLAC」「WAV」に対応しています。日本語化はされてませんが、操作や設定は分かり易いです。
「Grip」は「Rhythmbox」の様な多彩な再生機能はありませんが、トラックの一部をセクタ単位で指定して取り込める等、取り込みやエンコードに関して細かく設定することが出来ます。
更にパッケージの追加により様々なフォーマットでのエンコードにも対応しています。
いくつかのエンコーダがあらかじめ設定されていますが、設定を有効にするにはエンコーダのパッケージをインストールした後に 設定>エンコーダ>エンコーダ 実行形式 にフルパスで指定します。
例えば「Lame」(mp3エンコーダ)の場合 /user/bin/lame となります。ファイルの書式などについては「Grip」のヘルプに詳しい記載があります。
もう一つ「SoundConverter」というソフトを紹介したいと思います。これはその名の通り音声ファイル変換ソフトです。
GNOMEはwav形式のファイルをシステムサウンドとして指定して色々な操作に効果音を付けることが出来ますが、ネット上等で配布されている音声ファイルは必ずしもwav形式とは限りません。
そんな時に「SoundConverter」を利用すれば複雑な操作無しに手軽に音声ファイルをwav形式へと変換できます。もちろんwav形式だけでは無く他の形式にも変換できます。
デフォルトでは「Ogg Vorbis」「FLAC」「WAV」に対応しています。日本語化はされてませんが、操作や設定は分かり易いです。
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