AIMやGoogle Talk等のいわゆるメッセンジャーソフトはそれぞれオフィシャルのクライアントが提供されていますが、大抵はWindowsやMac版のみでDebianで使うことはできません。
そこでDebianで使えるメッセンジャーソフトがないかと探してみると「Pidgin」という大変便利なソフトがありました。
pidginのパッケージに関する詳細によるとマルチプロトコルなメッセンジャーソフトで、AIM/ICQ、Yahoo!、MSN、IRC、Jabber、Napster、Zephyr、Gadu-Gadu、 Bonjour、Groupwise、Sametime、SILC、SIMPLEに対応しているそうです。更にGoogle Talkでも使用できます。驚きの数です(ノ゚ο゚)ノ
この記事を書いた現在、Debian4.0(etch)で「Pidgin」をインストールするにはDebian Backportsのリポジトリを追加する必要がありますが、非公式なリポジトリなので注意が必要です。
http://www.debian.or.jp/using/release.htmlのページの下の方にbackports.orgについての日本語の説明があります。
※Debian5.0(lenny)では標準のリポジトリでインストールが可能です。
インストール手順
「Synapticパッケージマネージャ」でメニューの設定>リポジトリ>追加>カスタム、もしくは
$ gksu gedit /etc/apt/sources.list
で下記リポジトリをリストへと追加します。
deb http://www.jp.backports.org/ etch-backports main contrib non-free
「再読込」を押してパッケージリストを更新します。「認証が出来ません」と警告が出ますので追加した「リポジトリ」を使用するための鍵をインストールします。
「debian-backports-keyring」を検索、インストールします。終了したらもう一度「再読込」を押します。
※既にDebian Backportsのリポジトリが追加されている場合には以上の操作は必要ありません。
あとは通常のパッケージと同様に「Pidgin」を検索、インストールすれば完了です。
使い方はメッセンジャーソフトを触ったことのある方ならば迷うことはあまり無いでしょう。
「アカウント」メニューでアカウントごとの有効、無効の切替えと現在有効なアカウントの確認が出来ますが、「仲間リスト」に自分のアカウントを追加すれば接続状態を確認するのに便利です。自分は「My Account」というグループを作り、そこに自分のアカウントを追加しています。
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