2013年7月27日土曜日

ファイルアクセス履歴の削除

GNOMEでは「最近開いたファイル」というファイルアクセス履歴を記憶していて直近に開いたファイルへのアクセスを容易にしてくれる機能があります。
この機能は定期的に更新するファイルがあったりする場合は便利なのですが、長い間使用していると履歴がたくさん溜まってしまい該当のファイルを見つけづらくなったりもします。
ファイルアクセス履歴は ~/.local/share/recently-used.xbel に記述されているのでこのファイルの内容を消去してあげれば「最近開いたファイル」もクリアされます。
手動で削除しても構わないのですが、面倒なので例のごとく簡単なシェルスクリプトを書いてみました。

gedit等のテキストエディタで以下の様に記述します。

#!/bin/sh
sed -i -e '6,$d' ~/.local/share/recently-used.xbel

名前(file_access_history_del.sh)をつけて保存し、ファイルに実効権限を付けます。
$ chmod u+x file_access_history_del.sh

今回はファイルの中身を全て削除するのではなくsedコマンドを使用してヘッダー部分は残し、以下の行は削除するようにしてみました。
sedコマンドというものを初めて使用しましたが、テキストファイルの内容を色々と操作出来るので様々な応用が利きそうです。

出来上がったシェルスクリプトを実行するとgedit等で「最近開いたファイル」がクリアされていると思います。
ちなみに自分は「自動起動するアプリケーションの設定」にシェルスクリプトを追加してログイン毎に履歴を消去するような使い方をしています。

2013年7月14日日曜日

Chrome拡張機能 「YouTube HD and Resize」

YouTubeで動画を再生すると通常は解像度が360となりますが、最近は高画質の動画も増えたので解像度を変更して視聴することも多いかと思います。
YouTubeは歯車のアイコンから解像度を変更出来ますが、いくつもの動画を続けて視聴する場合はその都度切替を行わなくてはなりません。
これは些か煩わしい作業であるので何か良い方法はないかと探していたところ「YouTube HD and Resize」という拡張機能を見つけました。
この拡張機能を使用するとYouTubeにアクセスした時の再生解像度を自由に設定できます。例えば1080p HDに設定しておけば毎回1080pで動画が再生されます。但し設定した解像度が動画に存在しない場合は一つ下の解像度もしくは従来の360等で再生されます。
設定はシンプルで「YouTube HD and Resize」拡張機能をインストールするとアドレスバーの横に歯車にHDと書かれたアイコンが表示され、クリックで設定項目が表示されます。

Quality 動画再生時のデフォルト解像度を設定します。
Resizing プレイヤーサイズの設定です。
Left Sidebar 左側バーの有効、無効を設定出来ます。
Annotations 注釈の表示、非表示を設定します。

設定後「Save Settings」を押し、表示される「Settings Saved」を押せば設定完了となります。

2013年7月7日日曜日

Sylpheedでの受信メールの通知

自分はDebian導入直後よりSylpheedというメールソフトを使用しています。軽量で使いやすく、製作者の方には大変感謝しております。
普段5分間隔でメールをチェックするように設定していますが、Sylpheedにはトレイアイコンが赤くマークされてメールの受信を知らせてくれる機能があります。
この機能はGNOME3.4でも有効なのですが、トレイアイコンが表示される場所が下側のバーに移動しました。単に表示位置が移動しただけなら良かったのですが、このバーはOverlay Modeもしくは右下角にカーソル持っていかないと表示されないので着信メールにしばらく気づかないといった事がありました。
そこでxmessageコマンドを使用してメール着信時にメッセージウィンドウを表示するようにしてみました。

設定>全般の設定>受信>新着メッセージが到着したらコマンドを実行するにチェック、コマンド欄に以下のように書き込みます。

/usr/bin/xmessage -buttons OK -geometry +1920+0 "You've Got Mail."

オプションの説明
-buttons OK 確認ボタンの中にOKという文字を表示します。
-geometry +1920+0 ウィンドウの表示位置(+横軸+縦軸)を指定します。左の設定ですと右上角です。
"You've Got Mail." ウィンドウ内に表示するメッセージです。



更に自分は簡単なシェルスクリプトを書いてメッセージウィンドウの表示と着信音を鳴らすようにしています。

gedit等のテキストエディタで以下の様に記述します。

#!/bin/sh
aplay -q Sound_effect.wav 
xmessage -buttons OK -geometry +1920+0 "You've Got Mail."

※Sound_effect.wavの部分はお好きなサウンドファイルを指定してください。

名前をつけて保存します。今回はIncoming_mail.shとしました。
ファイルに実効権限を付けます。
$ chmod u+x Incoming_mail.sh

設定>全般の設定>受信>新着メッセージが到着したらコマンドを実行するにチェックを入れてコマンド欄に作成したシェルスクリプトの場所を書き込みます。
以上でメールを受信すると着信音が再生された後メッセージウィンドウが表示されるようになります。


署名(シグネチャ)の設定
いつも署名の設定の仕方を忘れてしまうのでメモしておきます^^;

ファイル名 .signature のテキストファイルをホームディレクトリに作成。
テキストファイルの内容が署名として読み込まれます。