自分はDebian導入直後よりSylpheedというメールソフトを使用しています。軽量で使いやすく、製作者の方には大変感謝しております。
普段5分間隔でメールをチェックするように設定していますが、Sylpheedにはトレイアイコンが赤くマークされてメールの受信を知らせてくれる機能があります。
この機能はGNOME3.4でも有効なのですが、トレイアイコンが表示される場所が下側のバーに移動しました。単に表示位置が移動しただけなら良かったのですが、このバーはOverlay Modeもしくは右下角にカーソル持っていかないと表示されないので着信メールにしばらく気づかないといった事がありました。
そこでxmessageコマンドを使用してメール着信時にメッセージウィンドウを表示するようにしてみました。
設定>全般の設定>受信>新着メッセージが到着したらコマンドを実行するにチェック、コマンド欄に以下のように書き込みます。
/usr/bin/xmessage -buttons OK -geometry +1920+0 "You've Got Mail."
オプションの説明
-buttons OK 確認ボタンの中にOKという文字を表示します。
-geometry +1920+0 ウィンドウの表示位置(+横軸+縦軸)を指定します。左の設定ですと右上角です。
"You've Got Mail." ウィンドウ内に表示するメッセージです。
更に自分は簡単なシェルスクリプトを書いてメッセージウィンドウの表示と着信音を鳴らすようにしています。
gedit等のテキストエディタで以下の様に記述します。
#!/bin/sh
aplay -q Sound_effect.wav
xmessage -buttons OK -geometry +1920+0 "You've Got Mail."
※Sound_effect.wavの部分はお好きなサウンドファイルを指定してください。
名前をつけて保存します。今回はIncoming_mail.shとしました。
ファイルに実効権限を付けます。
$ chmod u+x Incoming_mail.sh
設定>全般の設定>受信>新着メッセージが到着したらコマンドを実行するにチェックを入れてコマンド欄に作成したシェルスクリプトの場所を書き込みます。
以上でメールを受信すると着信音が再生された後メッセージウィンドウが表示されるようになります。
署名(シグネチャ)の設定
いつも署名の設定の仕方を忘れてしまうのでメモしておきます^^;
ファイル名 .signature のテキストファイルをホームディレクトリに作成。
テキストファイルの内容が署名として読み込まれます。
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