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2014年2月24日月曜日

Skype 4.2.0.13でのサウンドデバイスの設定

※2014/7/12追記 Ver.4.3では、PulseAudioがないとALSAはサポートされなくなりました。
 下記に紹介した手順でPulseAudioを停止させてもサウンドデバイスを任意に選択することはできません。


最近Skypeをアップデート(skype-debian_4.2.0.13-1_i386.deb)したところサウンドデバイスでUSBヘッドセットが選択できなくなってしまいました。
症状としては「オプション」>「サウンドデバイス」で「マイク」「スピーカー」「呼び出し中」とそれぞれの項目で任意のサウンドデバイスを選択出来ていたのが「PulseAudio server(local)」以外選択出来ないようになってしまいました。
この状態だとUSBヘッドセットは使えずにスピーカーからSkypeの音が再生されてしまいます。
「システム設定」>「サウンド」>「ハードウェア」で切り替えればUSBヘッドセットを使用できますが、その場合Skypeだけでなく全ての音がUSBヘッドセットから再生されてしまうので、毎回Skypeを使う時と使った後でデバイスを切り替えなければならず面倒です(-_-;)
色々調べてみましたが、PulseAudioを停止させてALSAを直接使うようにすれば問題は解決するようです。
PulseAudioを停止させてもほとんどのアプリケーションはALSAを使うように設計されているらしいので問題は起きにくいと思います。
自分が実際取った方法は下記の通りです。

$ gedit ~/.pulse/client.conf

開いたテキストファイルに以下のように書き込み保存します。
autospawn=no

システムツールの「自動起動するアプリケーション」で「PulseAudio サウンドシステム」と「音量コントロール」のチェックを外します。

パッケージマネージャで「gnome-alsamixer」をインストールします。

PCを再起動します。

以上で自分の環境では従来通り、Skypeの「オプション」>「サウンドデバイス」で任意のサウンドデバイスを選択可能となりました。

音量調節は「サウンドとビデオ」から「GNOME ALSA Mixer」を選択しても良いですが、「Alsa Mixer」というGNOME Shell 拡張機能をインストールすると上バー右側のスピーカーのアイコンから音量調節を行うことが出来るので便利です。
インストール後「Alsa Mixer」を有効にするには「システムツール」>「高度な設定」>「GNOME Shell 拡張機能」で「Alsa Mixer 拡張機能」をONにします。

https://extensions.gnome.org/extension/518/alsa-mixer/

他の解決方法としては「PulseAudio Device Chooser」パッケージ名「padevchooser」を使用するとアプリケーションごとにサウンドデバイスを設定出来るようなのですが、残念ながら現時点ではwheezyには上がってないようです。(「squeeze」「jessie」「sid」にはあります)

2013年6月29日土曜日

Debian GNU/Linux 7.0(Wheezy) GNOME3.4あれこれ

GNOME Shell 拡張機能の設定
システムツール>高度な設定>GNOME Shell 拡張機能

Alternative Status Menu 拡張機能
ON:右上のユーザー名のメニューに電源オフ…を追加

User Themes 拡張機能
ON:GNOME Shell Themeを使用可能にする

Alternate Tab 拡張機能
ON:Alt+Tabでウインドウの切替
OFF:Alt+Tabでアプリケーションの切替

Auto Move Windows 拡張機能
ON:アプリケーションが使用するワークスペースを予め設定できる
※但し別途設定が必要

Workspace-Indicator 拡張機能
ON:右上にワークスペースの切替メニューを追加

Doc 拡張機能
ON:右側にDocを追加

Places Status Indicator 拡張機能
ON:右上に場所移動のメニューを追加

Native Window-Placement 拡張機能
ON:Overlay Modeでウインドウを整理しない
OFF:Overlay Modeでウインドウを整理する

SystemMonitor 拡張機能
ON:Overlay Modeで左下にシステムモニターを表示

Gajim IM integration 拡張機能
ON:Gajim IMの通知をトレイに表示

Removable Drive Menu 拡張機能
ON:右上にリムーバルドライブメニューを追加

windowNavigator 拡張機能
ON:Overlay Modeで Alt+数字キー でウインドウの切替が可能

Applications Menu 拡張機能
ON:左上に従来の様なアプリケーションメニューを追加


GNOME Shell 拡張機能のインストール
https://extensions.gnome.org/ にアクセスしてスライドスイッチをONにします。

GNOME Shell 拡張機能のアンインストール
https://extensions.gnome.org/local/ でインストールされている拡張機能の確認及び削除ができます。

ユーザーが追加した拡張機能は ~/.local/share/gnome-shell/extensions/ にインストールされます。


GNOMEゲームで音が出なかったのを解決
~/.pulse を削除、再起動します。


いくつかのフォントでシステムフォントに設定するとLibreofficeのメニューにジャギーが発生する
「ツール」>「オプション」>「LibreOffice」>「表示」>ユーザーインターフェースにシステムフォントを使用 のチェックを外します。


$ gksu geditでのエラー
Gtk-WARNING **: Attempting to set the permissions of `/root/.local/share/recently-used.xbel', but failed: そのようなファイルやディレクトリはありません
ファイルアクセス履歴の保存場所が /root.recently-used.xbelより変更になったため、存在しないディレクトリにログファイルを作成しようとしてエラーが出るようです。
# mkdir -p /root/.local/share/ でディレクトリを作成します。


Mozcでユーザー辞書が一瞬起動して落ちる
バグのためuim-mozcでmozc-utils-gui(/usr/lib/mozc/mozc_tool)が上手く起動しないためのようです。
http://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=700307

2013年6月22日土曜日

Debian GNU/Linux 7.0(Wheezy)AMD64へのSkypeのインストール

2013年6月現在Debian用Skypeはi386(multiarch)版の配布となっています。
Debianは7.0(Wheezy)よりMultiarch対応となり、これまで配布されていたAMD64版は無くなったようです。
Debian 7.0(Wheezy)AMD64へのインストールはアーキテクチャの追加とi386用の依存ファイルのインストールが必要です。

まずはarchitectureを追加します。
# dpkg --add-architecture i386

次いでリポジトリリストを編集します。
$ gksu gedit /etc/apt/sources.list

deb 行の [arch=amd64,i386] の部分を追加
deb [arch=amd64,i386] http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy main non-free contrib
deb [arch=amd64,i386] http://security.debian.org/ wheezy/updates main contrib non-free

パッケージマネージャを立ちあげて再読込を押して更新します。
左下のセクション、状態と並んでるボタンの一番下にArchitectureが追加されて押すとarch:i386が読み込まれているのが確認できます。

以上でi386アーキテクチャの追加は完了です。続いてSkypeのインストール作業に移ります。

SkypeのオフィシャルHPよりDebian 7.0(multiarch)版をダウンロードします。

インストールのシミュレーションを行い apt-get install との互換性をチェックします。
ダウンロードしたSkypeのパッケージを指定してコマンドを実行します。(端末にドラック&ドロップすれば自動的に場所を入力してくれます)
$ gdebi --apt-line skype-debian_4.2.0.11-1_i386.deb

このパッケージはインストールできません
Dependency is not satisfiable:パッケージ名

以下のコマンドでもパッケージの情報を見ることができます。
$ dpkg -I skype-debian_4.2.0.11-1_i386.deb

Architecture: i386
Depends: libasound2 (>= 1.0.16), libc6 (>= 2.3.6-6~), libc6 (>= 2.7), libgcc1 (>= 1:4.1.1), libqt4-dbus (>= 4:4.5.3), libqt4-network (>= 4:4.8.0), libqt4-xml (>= 4:4.5.3), libqtcore4 (>= 4:4.7.0~beta1), libqtgui4 (>= 4:4.8.0), libqtwebkit4 (>= 2.1.0~2011week13), libstdc++6 (>= 4.6), libx11-6, libxext6, libxss1, libxv1, libssl1.0.0

チェックされた依存パッケージを全てインストールします。パッケージマネージャの検索で同じ名前のパッケージがある場合は:i386と付いている方を選択します。
※依存によりかなりの数のi386パッケージがインストールされます。

GDebiでskype-debian_4.2.0.11-1_i386.debをインストールします。
ダウンロードしたskype-debian_4.2.0.11-1_i386.debを右クリック>GDebi パッケージインストーラーで開く を選択します。

以上でDebian 7.0(Wheezy)AMD64へのSkypeのインストール作業は完了です。

Skype公式HPのサポートで”Skype for Linuxを初めてご使用になる方へ”で検索すると色々なディストリビューション用のインストール手順を見ることができます。

いつもSkypeのインストールで参考にさせて頂いてるwikiです。
http://wiki.debian.org/skype

2013年6月16日日曜日

Debian 7.0 (Wheezy)で3ボタンエミュレーションを有効にする

2ボタンマウスで左右ボタンを同時押しで中央ボタンの代わりとするEmulate3Buttonsという機能があります。
Debian 6(squeeze)では特別何もしなくても有効になっていたのですが、今回はデフォルトで無効になっているようです。
自分はブラウザでリンク先を新しいタブで開く時に使用していたので有効に変更しました。方法は以下の通りです。

アプリケーションのシステムツールからdconf editorを開きます。
org>gnome>settings-daemon>peripherals>mouse>middle-button-enabledにチェックを入れます。

もしくはターミナルで次のコマンドを実行します。
$ gsettings set org.gnome.settings-daemon.peripherals.mouse middle-button-enabled true

自分の環境ではDebian6(squeeze)の時はxorg.confに記述しなくてもEmulate3Buttonsは動作していましたが、一応設定を追加しておきました。

Section "InputDevice"

# generated from default
Identifier "Mouse0"
Driver "evdev"
Option "Protocol" "auto"
Option "Device" "/dev/input/by-id/usb-Primax_Kensington_Eagle_Trackball-event-mouse"
Option "Emulate3Buttons" "true"
EndSection

2013年6月13日木曜日

Debian GNU/Linux 7.0 (Wheezy)へのバージョンアップ

5月にリリースされた7.0 (Wheezy)へとバージョンアップをおこないました。開発及びサポートに携わる全ての方々に感謝を致します。
自分はDebianは4から使用し始めて今回で三度目のバージョンアップとなります。いつものように現在の環境を残しつつ別パーティションに7.0を新規インストールしました。
isoイメージをhttp://www.debian.org/よりダウンロードしCD-Rに焼いてインストールディスクを作成、そのディスクよりPCを立ちあげてインストールを行います。

Wheezyインストール前のパーティション構成です。

sda1 Debian6.0.3 AMD64
sda2 Debian5.0.2 AMD64
sda3 データ保存用
sda4
sda5 スワップ
sda6 スワップ

今回は5.0.2がインストールされているsda2を初期化及びルートに設定、sda6をスワップに設定しました。

現在のパーティション構成は以下の通りです。

sda1 Debian6.0.3 AMD64
sda2 Debian7.0 AMD64
sda3 データ保存用
sda4
sda5 スワップ
sda6 スワップ

7.0 (Wheezy)へとバージョンアップして最初に感じたことはやはりデスクトップ環境がGNOME3.4になったことによる大幅な変化でしょうか。
今までのGNOME2.xのGUIがMacOS9のような感じだとするとGNOME3.4はiOSやAndroid系のスマートフォンやタブレットライクなインターフェースとなっています。
正直最初はあまりの変更ぶりに戸惑いましたが、一週間も使うと大分慣れてきました^^
ちなみにClassicモードやShell拡張機能を利用してGNOME2.xに近い感じのインターフェースにすることも可能です。
自分もAxe Menuという以前のアプリケーションメニューのような拡張機能をインストールしています。

全体的な印象としては少々重くなっているように感じます。やはりこれだけのGUIを動かしているのですから当然といえば当然かもしれません。
ただ通常の操作というよりも $ gksu gedit /etc/X11/xorg.conf ように端末から呼び出した時などの待機時間が結構長いです。
GDebiでのローカルパッケージのインストールもsqueezeの時と比べて明らかに重くなっています。
これは自分の環境がCPU Core 2 Duo 2.13Ghz メモリ2GB ビデオカードGeForce9500GTという些か時代遅れというのも多分にあるとは思いますが…

その他にも7.0 (Wheezy)では様々な変更が成されているようですが、使用感や設定でつまずいた事などを中心に追い追い書いていこうと思います。