2009年7月3日金曜日

リネームソフト

ファイル名の変更は三つや四つならば手動で変更しても苦ではありませんが、もっと多くの何十何百のファイル名を変更するとなると大変な作業となってしまいます。そんな時には設定した条件に従って自動でファイル名を変更してくれる便利なソフトがあります。いわゆるリネームソフトと呼ばれているものです。
自分は趣味で写真を撮るのですが、パソコンに取り込んだデジカメの撮影データを整理する際にリネームソフトを良く利用します。Mac(OS9)では「ReNa Classic」というソフトを使用しています。
最近Debianに「ufraw」を入れ、RAWデータの現像環境も整ったので、撮影データを整理する機会も増えると考えリネームソフトを探してみました。
条件としては「日本語ファイル名が扱えること」と「GUIでの操作」です。Linux環境ではコマンドやスクリプトに詳しい方ならばファイル名のリネームなどわけないことでしょうが、自分には到底そんな芸当は不可能なので「GUI」での使用は必修です。
以上の条件に当てはまるソフトが三つ程見つかりましたので、とりあえず三つともインストールして試用してみました。

「pyRenamer」
ソフト自体は英語ですが、日本語ファイル名も扱えます。設定に少し癖があります。

「GPRename」
やはりソフト自体は英語ですが、日本語ファイル名も扱えます。設定は割と分かりやすいと思います。英語表記が気にならなければ使いやすいと思います。

Métamorphose
日本語を含め16の言語に対応しています。多機能なソフトですが「ヘルプ」を除き細かいところまで日本語化されているので戸惑うことは少なかったです。もちろん日本語ファイル名も扱えます。
但し、Debian公式パッケージではないためパッケージをHPから直接ダウンロードしてインストールしなければなりません。ダウンロードしたパッケージのインストールに関しては、一つ前の記事「ローカルパッケージのインストール」を参照して下さい。
尚、依存関係により「python-wxgtk2.6」「python-wxversion」の二つのパッケージも必要ですが、この二つは公式リポジトリにあります。

結局自分は「pyRenamer」はアンインストールして「GPRename」と「Métamorphose」を併用しています。
あとこれはTipsと言うほどのものではありませんが、良くファイル名が「ABC_1.txt」〜「ABC_10.txt」〜「ABC_100.txt」等と連番になっているものを「ABC_001.txt」〜「ABC_010.txt」〜「ABC_100.txt」という具合に変更したい場合があると思いますが、これが結構厄介でリネームソフトでソートすると 1、10、100、11、12…… 2、20、21……という具合になってしまいます。このままではリネームすると「10は002」に「100は003」になってしまいます。「Métamorphose」は手動でソートを修整することも出来ますが、結構面倒です。
そこで自分は新しくディレクトリを「1」「10」「100」と作り、「1」には1〜9のファイル、「10」には10〜99、「100」には100〜999とあらかじめ分別してリネームソフトを使用しています。一手間かかりますが「GNOME」では「ABC_1.txt」〜「ABC_10.txt」〜「ABC_100.txt」の形式でも順番通りにソートしてくれるので、リネームソフトの方で修整するよりは遥かに楽だと思います。

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