2009年9月4日金曜日

GRUB(ブートローダ)の設定

※Debian GNU/Linux 6.0 (squeeze)よりGRUB(ブートローダ)の設定ファイルが /boot/grub/menu.lst から /boot/grub/grub.cfg に変更されました。

Debianをインストールすると、最後にGRUB(ブートローダ)をMBRにインストールするか尋ねられます。「はい」を選択すれば自動的にGRUBのインストールと設定を完了してくれます。これにより複数のOS、kernelをインストールしている場合でも簡単にマルチブートの環境を構築出来ます。
非常に便利な機能ですが、インストール後に設定を変更したり、場合によってはGRUBが設定されているOS自体を削除したいこともあると思います。
そのような時は以下の方法でGRUBの設定を変更することが出来ます。

まず、GRUBを設定したいパーティションのDebianでPCを立ち上げ、端末で以下を実行します。

# grub-install /dev/sda または /dev/hda
(使用しているHDを指定します。MBRへの書き込みおよび/boot/grubが作成されます。)

# update-grub
(/boot/grub/menu.lstの自動作成)

$ gksu gedit /boot/grub/menu.lst
(menu.lstの自動作成が上手く行かなかったり、内容を編集したい時)

GRUBのいくつかの設定はGUI環境の「StartUp-Manager」を使って行うことも出来ます。

自分は sda1にDebian5.0.2 i386を sda2にDebian5.0.2 AMD64 をインストールしています。
GRUBの設定は後からインストールした sda2 Debian5.0.2 AMD64 の方でしたが、これをsda1 Debian5.0.2 i386 に戻しました。

以下、現在の自分の /boot/grub/menu.lst (kernelリスト部分)です。

## ## End Default Options ##

title Debian GNU/Linux, kernel 2.6.26-2-686
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.26-2-686 root=/dev/sda1 ro quiet vga=771
initrd /boot/initrd.img-2.6.26-2-686

title Debian GNU/Linux, kernel 2.6.26-2-686 (single-user mode)
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.26-2-686 root=/dev/sda1 ro single
initrd /boot/initrd.img-2.6.26-2-686

### END DEBIAN AUTOMAGIC KERNELS LIST

# This is a divider, added to separate the menu items below from the Debian
# ones.
title Other operating systems:
root


# This entry automatically added by the Debian installer for an existing
# linux installation on /dev/sda2.
title Debian GNU/Linux, kernel 2.6.26-2-amd64
root (hd0,1)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.26-2-amd64 root=/dev/sda2 ro quiet vga=771
initrd /boot/initrd.img-2.6.26-2-amd64


# This entry automatically added by the Debian installer for an existing
# linux installation on /dev/sda2.
title Debian GNU/Linux, kernel 2.6.26-2-amd64 (single-user mode)
root (hd0,1)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.26-2-amd64 root=/dev/sda2 ro single
initrd /boot/initrd.img-2.6.26-2-amd64

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