※2014/7/12追記 Ver.4.3では、PulseAudioがないとALSAはサポートされなくなりました。
下記に紹介した手順でPulseAudioを停止させてもサウンドデバイスを任意に選択することはできません。
最近Skypeをアップデート(skype-debian_4.2.0.13-1_i386.deb)したところサウンドデバイスでUSBヘッドセットが選択できなくなってしまいました。
症状としては「オプション」>「サウンドデバイス」で「マイク」「スピーカー」「呼び出し中」とそれぞれの項目で任意のサウンドデバイスを選択出来ていたのが「PulseAudio server(local)」以外選択出来ないようになってしまいました。
この状態だとUSBヘッドセットは使えずにスピーカーからSkypeの音が再生されてしまいます。
「システム設定」>「サウンド」>「ハードウェア」で切り替えればUSBヘッドセットを使用できますが、その場合Skypeだけでなく全ての音がUSBヘッドセットから再生されてしまうので、毎回Skypeを使う時と使った後でデバイスを切り替えなければならず面倒です(-_-;)
色々調べてみましたが、PulseAudioを停止させてALSAを直接使うようにすれば問題は解決するようです。
PulseAudioを停止させてもほとんどのアプリケーションはALSAを使うように設計されているらしいので問題は起きにくいと思います。
自分が実際取った方法は下記の通りです。
$ gedit ~/.pulse/client.conf
開いたテキストファイルに以下のように書き込み保存します。
autospawn=no
システムツールの「自動起動するアプリケーション」で「PulseAudio サウンドシステム」と「音量コントロール」のチェックを外します。
パッケージマネージャで「gnome-alsamixer」をインストールします。
PCを再起動します。
以上で自分の環境では従来通り、Skypeの「オプション」>「サウンドデバイス」で任意のサウンドデバイスを選択可能となりました。
音量調節は「サウンドとビデオ」から「GNOME ALSA Mixer」を選択しても良いですが、「Alsa Mixer」というGNOME Shell 拡張機能をインストールすると上バー右側のスピーカーのアイコンから音量調節を行うことが出来るので便利です。
インストール後「Alsa Mixer」を有効にするには「システムツール」>「高度な設定」>「GNOME Shell 拡張機能」で「Alsa Mixer 拡張機能」をONにします。
https://extensions.gnome.org/extension/518/alsa-mixer/
他の解決方法としては「PulseAudio Device Chooser」パッケージ名「padevchooser」を使用するとアプリケーションごとにサウンドデバイスを設定出来るようなのですが、残念ながら現時点ではwheezyには上がってないようです。(「squeeze」「jessie」「sid」にはあります)